1   6軒長屋   


長屋:店舗+賃貸+自邸

RC造

地上3階

敷地面積:187.86㎡(56.83坪)

延べ面積:267.39㎡(80.88坪)

鎌倉小町通りから少し横に入った敷地に建つ店舗付き長屋の計画。観光客で賑わう小町通りから少し入った旗竿敷地に店舗2部屋、賃貸2部屋、自邸2世帯を計画した収益計画である。建物をコの字型に設定し、主な開口を中央中庭側に設け、周辺環境から影響を受けない独自の室内空間を実現している。この中庭に面して6玄関を設けることで敷地延長空間が店舗の待ち合うスペースとなり賑わいが出るようにした。6個の区画は3階建てに対して2層あるいは3層の立体的な空間となっており、各室面積は約45㎡程度と小さいながらも上下移動によるシークエンスや風景の変化を楽しむことが出来る豊かな空間を併せ持っている。



2 葉山の週末住宅   


週末住宅

木造

地上2階

敷地面積:337.34㎡(102.04坪)

延べ面積:125.45㎡(37.94坪)

葉山町役場から少し上がった山の中腹に建つ週末住宅である。地名の通り「葉」と「山」に恵まれ、更に「空」「海」も楽しめる敷地を建て主とともに選定した。LDKや寝室などの2階建ての主棟と半露天風呂のある水回りの平屋棟、及び駐車スペース屋根の3つのボリュームにより構成している。主棟は6.37m角正方形、中央に室全体を繋ぎ統合し、中心性を与え、かつ方形屋根中央のトップライト開口及び垂木受け梁を支える1階から屋根まで建ち上がる4本の杉の構造斜丸柱を添えた。これにより内部に独自の空間磁場を持ちつつ、外に大きく視線が解放される室内が得られた。更にこの柱を巡って床をらせん状にスキップ配置させ、緩やかな上下階の連続性も確保し、2階建てでありながら上下階が連続した空間と感じることができるようにしている。また、使用材料なども西川材杉板による冬期床の冷たさ軽減・調湿、ウッドロングエコを塗布した国産杉板の外壁・デッキ材、大きな屋根による夏期日射の軽減、高床形式による湿度対策、東南に開いて北西に閉じたプライバシーへの配慮及び夏期西日遮熱、ガラス面のロールスクリーンによる断熱効果など、皮膚感覚及び温熱環境上の快適性、ランニングコストの軽減、メンテナンスにも配慮した住まいを目指した。周辺環境に対応した佇まい、自立した求心性のある室内空間、吟味された仕上げなど週末住宅として都心では実現の難しい葉山の風土ならではの快適な住宅が出来たのではないかと思う。




3 松江U皮膚科医院


診療所・事務所・駐車場

鉄骨造

地上3階

敷地面積:445.30㎡(134.70坪)

延べ面積:299.24㎡(90.67坪)

施工床面積:318㎡(96.1坪)

島根県松江市JR松江駅南口徒歩約2分の好立地に建つ皮膚科医院の計画である。元々の診療時の駐車場に3階建ての新しい建築を建てた。1階が駐車場、2階が皮膚科医院、3階が貸事務所(将来は診療所予定)となっている。地方都市では建物と駐車場との関係の処理が都市デザイン上重要な点である。ここでは最大限の駐車スペースをまず確保し、邪魔にならない柱の位置を決め、これを建物のプランに活かし、また外観や景観デザインとなるように考えた。これにより導き出された形態がブーメラン型の建物で長方形の敷地に特徴ある適度な余白を与え、また柱は三角型のラーメン構造を採用することとなった。この構造が診療所の室内のデザインにも随所に特徴を出すこととなった。内装は暖かでシンプルな飽きのこない色調とし、また利用しやすい動線計画となるよう患者と診察の動線を分離した計画としている。




4  軽井沢の別荘


別荘

木造

地上2階

敷地面積:557.12㎡(168.52坪)

延べ面積:180.67㎡(54.65坪)

施工床面積:251.26㎡(76坪)

長野県軽井沢での別荘の計画である。敷地はグルメロードから少し入った林の中にある。二世帯の家族がともに避暑できるような規模を求められた。大きなLDKに大きな開口を設け森林との一体感が醸成される別荘を目指した。片流れの大きな屋根の上部が2層、下部を1層として、敷地の緩やかな傾斜に沿うように屋根の造形により景観を整えつつ、内部は天井の高さが各所で変わりつつ一体感のあるインテリアとしている。洗面や浴室も大きな開口を設けることで別荘ならではの開放感を出せるように努めた。また、軽井沢は夏が多湿、冬が低温乾燥と温帯湿潤気候が顕著に表れるためデシカント空調換気を採用している。デシカントによる全館換気システムにより夏の除湿(カビの発生も抑制)、冬の加湿が実現され、体感上非常に快適な室内空間となった。




5  出雲S邸リノべーション


リノベーション

木造

地上2階

リノベーション面積:236㎡(71坪)

島根県出雲市における築約25年ほどの一般的にある戸建て住宅を二世帯仕様にリノベーションする計画である。1階をLDKと座敷・和室のゾーン及び両親の部屋、2階を子世帯のゾーンとしている。最大の特徴は玄関空間全約10帖のうち上がり框から先のホールの床を取り払って上下階を繋ぐトップライトのある吹抜空間を作ったことにある。これにより一体感のある大家族仕様のような二世帯住居となっている。また、2階の天井を取り払い屋根裏を断熱をしつつ元々の屋根加工を表しとすることで、ダイナミックなインテリアを2階及び中央吹抜空間に与えることとなった。1階LDKの床にタイルを使用したスタイリッシュな空間との対比が室内に変化と豊穣さを与えることとなった。また、和室に関しても銘木はそのまま活かして塗り壁をモルタルしごきとし、照明を変えることでがらっと印象を変えることが出来た。これら3つの特徴あるインテリアが中央吹抜空間に全て面することで住まいの統合性も計られている。一般的な外観からは想像しがたい内部空間を作ることが出来た。











































































































































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