大社町Y邸古民家再生


古民家再生

木造

地上1階

施工面積:128.33㎡(38.82坪)

島根県大社町での築100年古民家のリノベーションである。出雲大社近くには築100年程度の住まいで、屋根が石州瓦、構造部材に太い赤松やケヤキなどのを使用し、床下も十分に乾燥しているため申し分のない状態で現存している住まいが多い。しかし、構造体にとって環境が良いということは住まう方々にとっては、底冷え、すきま風などが存在し、特に曇天の多い出雲地方にあっては冬期が決して良い環境とは言えない。本リノベーションでは骨格の調査の後、出来るだけ現存部材を活かしながら断熱・調湿・通風全てを向上させて四季を通じて快適なしつらえを作りたいと考えた。杉・桧・楢・珪藻土といった自然素材のみを採用し、また、防湿シートや気密テープといった室内環境を担保しつつ構造体への悪影響を極力少なくする現代の技術を導入しつつ築100年の佇まいも壊さないようにして過去と未来をつなぐリノベーションが出来たのではないかと思う。





































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